サーチコンソールの表示回数が五分の一になりました。そして、当然ブログへのアクセス数も激減しました。
それに伴い、アドセンスの収益も激減しました。
今回の下落の理由は3月12日に実施された「コアアルゴリズムアップデート」が原因のようです。「コアアルゴリズムアップデート」が原因の場合、対処方法は特にないようです。
しかし、これを機会に「コアアルゴリズムアップデート」が原因以外の場合を想定し、見直しをすることにしました。
アクセス激減において考えられる原因
1.Googleからのペナルティ
Googleからのペナルティとは、Googleのガイドラインに違反したサイトに対して、検索順位を下げたり、インデックス削除したりすることです。
• 不自然なリンク
• 不正なリダイレクト
• クローキング
• 誘導ページ
• 価値のない質の低いコンテンツ
• 悪質なスパム
• ユーザー生成スパム
• 隠しテキストや隠しリンク
• コンテンツの無断複製
• キーワードの乱用など
ペナルティには自動ペナルティと手動ペナルティがあるそうです。
(1)手動ペナルティ
Googleによる手動ペナルティを受けている場合は、サーチコンソールに通知が届いています。
指摘されている原因を修正し、再審査リクエストを送り解決に当たります。
(2)自動ペナルティ
自動ペナルティの場合は確認方法がないため、仮説を立てて修正していきます。そして、クローラーが巡回してくるのを待つしかないようです。
• キーワードの詰め込みすぎ
• 低俗な記事
• 同じような重複コンテンツ
• 他サイトのコンテンツの複製
• タイトルと内容の相違
• サイトのコンテンツと無関係なリンク
• 質の低いサイトからの不自然な量のリンク
• 言語が異なっているサイトからの不自然な量のリンク
よく挙げられている原因を潰していきます。
2.ページの表示速度が遅い
サイトの表示速度が極端に遅かったり、サーバーが落ちてしまって表示されない時間が長いことが原因で、順位が落ちてしまったということも考えられます。
仮説を立てて修正
可能性のある原因は、2つありました。
1つ目は、不自然なリンクです。同じようなリンクが多数貼られていました。2つ目は、ページの表示速度が遅いのではないかということです。
1.不自然なリンクに対処
不自然なところから大量にリンクがはられていると、悪質なリンクと判断されて、順位をさげられてしまうことがあります。
自分で追加したものはリンクを外し、他者にはられたものはリンク元のサイトの管理者に連絡をとり、リンクを削除またはリンクをnofollowにしてもらう必要があります。
しかし、サイトの管理者がわからない場合や、連絡が取れない、対応してもらえないという場合は、Googleが提供する「リンクの否認ツール」を利用します。
はられているリンクは自分と関係ないものであり、対処できないことをGoogleに伝えるものです。 Googleが対象のリンクを非承認としてくれます。
不自然なリンクの発見方法
サーチコンソール管理画面の[リンク]にアクセスして、外部リンクを調べます。
リンクの否認ツールの利用
サーチコンソールのヘルプで「バックリンクを否認する」を検索すると、利用方法が明記されています。ただし、これは最終手段のようです。十分に注意を払って利用しましょう。
実際にやってみました。
詳しくはこちら⇒サーチコンソール不自然なリンクを否認するときの注意
2.ページ表示速度の高速化
Googleが無料で提供している『 Google PageSpeed Insights 』で計測します。
Google PageSpeed Insightsで提案される最適化
• 画像を最適化する
• サーバーの応答時間を改善する
• レンダリングを妨げる JavaScript を削除する
• リンク先ページでリダイレクトを使用しない
• 圧縮を有効にする
• ブラウザのキャッシュを活用する
• リソースを圧縮する
• CSS の配信を最適化する
• スクロールせずに見える範囲のコンテンツのサイズを削減する
上記のGoogle PageSpeed Insightsで提案された最適化がいくつかあって、対処方法を調べてみたのですが、理解できないものもばかりでした。
とりあえず、理解できたものだけ対処してみました。
画像を最適化する
対策:
EWWW Image Optimizer ⇒ Compress JPEG & PNG imagesに変更
「EWWW Image Optimizer」という画像をアップロードした時に自動で圧縮してくれるプラグインを使っていましたが、もっと評判のよさそうなものに変更しました。
結果:
詳しくはこちら⇒EWWW Image OptimizerからCompress JPEG & PNG imagesへ変更!
サーバーの応答時間を短縮する【エックスサーバー限定】
このブログはエックスサーバーを利用しています。
対策1:エックスサーバーのWordPressで使うPHPを最新バージョンにする
対策2:エックスサーバーのサーバーキャッシュを使う
対策3:エックスサーバーのブラウザキャッシュを使う
結果:
詳しくはこちら⇒簡単だったサーバー応答時間の短縮対策【エックスサーバー限定】
レンダリングを妨げる JavaScript を削除する
対策:
WordPress の JavaScript を非同期に読み込む
WordPress子テーマのfunctions.php の一番下に追記します。
if ( !(is_admin() ) ) {
function replace_scripttag ( $tag ) {
if ( !preg_match( '/\b(defer|async)\b/', $tag ) ) {
return str_replace( "type='text/javascript'", 'async', $tag );
}
return $tag;
}
add_filter( 'script_loader_tag', 'replace_scripttag' );
}
結果: 少し改善されました。
最善を尽くしました!
Googleからのペナルティはなさそうですが、不自然なリンクの否認をし、ページ表示速度を改善しました。
結局、「コアアルゴリズムアップデート」が原因の場合は、とりあえず自分にできる改善をし、上質な記事を書き続けていくしかないのだろうと思います。