胃粘膜下腫瘍は育っているか?恐怖の胃カメラ!1年後体験談

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胃カメラを飲む恐怖と、腫瘍が大きく育っていたら、という二重の恐怖を感じながら検査に望みました。

1年後と書きましたが、実際はぐずぐずしているうちに3ヶ月ほど過ぎてしまったので、1年と3ヶ月後になります。

その3ヶ月間も、腫瘍が大きくなっていたら後悔するだろうし、変化がなかったらまあこんな間隔でいいのかなと思うでしょう。まあ結果しだいということです。

1年3ヶ月も経つと、もうあまり覚えていないのですが、前は鼻から入らなくて結局口から入れたということと、口からはあまり苦しくなかったという印象しか残っていませんでした。

片側の鼻の穴が入らなかったので、次は反対の鼻の穴から挑戦しましょうと言われたのを覚えていましす。しかし、鼻に挑戦して結局入らなかったので、たぶん反対の鼻の穴も入らないだろうと心の中で思っていました。

鼻の穴に挑戦した時間のロスと、結局痛い思いをしたのに鼻に入らなかった。そのあと口から入れたらあまり大変ではなかった。そんな思いしか残っていなかったので、口からにしました。

 

胃粘膜下腫瘍がもし悪性だったら?

前から疑問だったので先生に訊いてみました。

「悪性だったら、がんですか?」

「がんとは言いません。肉腫といいます。」

納得しました。

「癌」と「肉腫」の違い
がんは、すべての臓器・組織から発生しますが、その由来により呼び方が違います。皮膚や胃・腸の粘膜など上皮性細胞から発生した悪性腫瘍を「癌」(英語ではcancer・carcinoma)、筋肉・線維・骨・脂肪・血管・神経など非上皮性細胞から発生した悪性腫瘍を「肉腫」(英語ではsarcoma)、造血臓器から発生した白血病や悪性リンパ腫などに大きく分類されます。
(がんとは-星ヶ丘医療センターより)

 

口から胃カメラ

前回は、余裕だったと思っていた胃カメラが、喉元を過ぎるまではかなり辛く、

こんなに辛かったけ!と心の中でさけびながら、涙してしまいました。

喉元を過ぎて胃の中にはいってからは、それほどではありませんでした。

先生の説明を聞きながら、画像を見る余裕が出来ました。

 

育ってなかった!

腫瘍は前回と同じ5mmでした。

辛さが安堵感でやわらいだような気がしました。

先生が3cmになったら手術ですと言いました。先生の基準は3cmのようです。

 

鼻用胃カメラの楽な理由を忘れていた!

家に帰ってきて、自分のブログを読みなおして、思い出しました。

詳しくはこちら⇒胃カメラ鼻から?口から?それより胃粘膜下腫瘍って何?体験談

鼻用の胃カメラは口用より小さいので、口からなら楽ですと言われました。」

そうでした。
鼻用の小さい胃カメラを口から入れたのでかなり楽だった。今回は口用の大きい胃カメラだったので、普通に苦しかったということでした。

やはり、鼻用の胃カメラが鼻から入れば一番楽なのでしょうか?

来年は、もう片方の鼻に挑戦するか悩みます。

突然口が開かなくなった!顎関節症かも?何科を受診する?

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口が開かない。冗談ではなく、突然縦に1cmくらいしか開かなくなりました。困った!

痛みはないのですが、ともかく開かない。会社で食事をするときが、一番大変でした。1cmの隙間から、食べ物を押し込みました。奥歯が動かないため前歯で噛み砕くので、食べ方が不自然になり、食事に時間が掛かりました。

実をいうと、前にも口が開きにくいことがありましたが、すぐに治りましたので、様子をみることにしました。

どうしたらいいのか、対処法はあるのか、調べてみました。症状からは顎関節症のようです。

 

顎関節症の症状

私の場合は下記の「2.口を大きく開けることができない」ですが、その症状のほかにも様々な症状があります。

1.顎が痛む

顎を動かすと顎関節以外にも頬やこめかみなどに痛みを感じる場合は、顎関節症である可能性があります。

 

2.口を大きく開けることができない

動かすと痛みを感じるため、口を大きく開けられない。そうでなくても、顎関節が異常を起こしていることが原因で口を開けることができないケースもあります。口の中に指を入れてみて、縦に指3本分入らないようであれば要注意です。

 

3.関節雑音がする

顎を動かしたときに「カクカク」と鳴る音のことを「関節雑音」と言います。痛みや口の開けにくさといった症状はなく、音だけが鳴る場合は、治療しなくても治る可能性があります。

 

4.かみ合わせに違和感がある

顎関節症になると、急に「かみ合わせがおかしい」と感じることがあります。その理由は、顎の動きが変化することによってかみ合わせが悪くなるためです。今までと違ってかみ合わせがおかしいと感じたときは要注意です。

 

5.口をしっかりと閉じることができない

顎関節内に異常が起こると、上下の歯と歯との間にすき間ができてしまいます。そのため、口を完全に閉じることができなくなる場合もあります。

 

6.全身症状として現れる場合もある

顎関節症の症状はさまざまですが、顎だけでなく全身症状として現れるケースも珍しくありません。たとえば、頭痛や背中の痛み・腰痛・難聴・歯の痛み・味覚の異常・呼吸困難といった症状があります。

 

【注意】顎関節症ではなくほかに考えられる病気
顎関節症と同じような症状の病気はほかにもあります。たとえば、発作性神経痛や慢性関節リウマチなどは顔に痛みが生じる病気です。また、親知らずによる炎症や顎関節の骨折などが原因で口が開けにくくなることもあります。

 

 

顎関節症の原因

私の場合消去法で原因を探ると、下記「1.ブラキシズム」「3.偏咀嚼」が残ります。

1.ブラキシズム

「くいしばり」「歯ぎしり」「歯をカチカチならす」などのことをブラキシズムといい、筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけダメージを与えので、最も大きな原因と言われてます。くいしばりは肉体労働や仕事などに集中しているとき無意識におこなったり、就寝中にも起こります。歯ぎしりは音のしない歯ぎしりもあります。

 

2.ストレス

仕事や家庭、人間関係などのストレス、その他精神的な緊張は、筋肉を緊張させてくいしばりを起したり夜間の歯ぎしりを起したりと、ブラキシズムに影響します。

 

3.偏咀嚼

左右どちらか一方でばかり噛む癖を偏咀嚼といい、片側だけに多くの負担をかけることになり、発症の原因になります。

 

4.顎や筋肉に負担をかける癖や習慣

うつ伏せ寝、頬杖をつく癖、あごの下に電話をはさむ、猫背の姿勢などの癖や習慣が影響します。

 

5.悪い噛み合わせ

噛みあわせについては様々論議があり、現在では多くの原因の中の一つと考えられ、偏咀嚼やブラキシズムの原因として関連していると言われています。(不良な歯列矯正や歯科治療により噛みあわせの悪さを招くこともある)

 

6.その他

歯の治療などで大きく口を開けた、顎や頸部頭などを強く打って顎関節や靱帯を損傷したなどが原因として挙げられます。

 

 

治療法

1.認知行動療法

ブラキシズムや癖など顎関節症の原因となる悪習慣やその背景をさぐり本人に自覚させ、それらを取り除くようにさせます。

 

2.物理療法

痛みの軽減のために患部を温めたり冷やしたりします。

 

3.運動療法

開口や顎を動かす訓練をして口がよく開くようにします。

 

4.スプリント療法

スプリントという歯列を覆う装具を装着することで顎関節や筋肉への負担を軽くして歯ぎしりや食いしばりの害を緩和します。

 

5.薬物療法

痛みが強い場合に薬で炎症を鎮めたり、筋肉が痛みで固まっている場合に筋弛緩剤を用いたりします。また夜間の歯ぎしりや食いしばりを抑えるために入眠剤、痛みの軽減のために抗不安薬、抗うつ薬を使用する場合もあります。

 

6.外科療法

その他の治療で症状が改善されない場合には外科療法が行われる場合もあります。関節内に強い炎症がある場合に針をさして関節内部の物質を洗い流す「関節腔内洗浄療法」、関節内で関節円板と骨の癒着がある場合にそれをはがす「関節鏡手術」などがあります。

※咬合治療
かみ合わせが顎関節症の原因なのか結果なのか、その関係はまだわかっていないとされています。かみあわせの異常が原因となっていてそれを取り除くことにより症状の改善が見込める場合には、初期段階ではごく簡単な噛みあわせの治療を行い、治療の最後に最終的な噛みあわせの治療を行います。

 

顎関節症になりやすい人

①ストレスをためやすい人
②歯ぎしりをよくする人
③歯並びやかみ合わせが悪い人
④猫背の人
⑤頬づえをつくクセがある人
⑥口呼吸の習慣がある人

 

 

対処法として自宅でできること

自宅でできる治療法は、顎関節症の原因となっているであろう歯ぎしり、噛み癖などの悪い習慣を取り除き、緊張を緩和させることがメインになります。主な治療法としては、以下が挙げられます。

1.マッサージ

顎の筋肉の痛みをとるために、顎のまわりを優しくマッサージして血行を良くします。弱った筋肉をさらに痛めることのないように力加減に注意します。

 

2.湿布

通常は温湿布を用いますが、急性顎関節症の場合には冷湿布を使用します。ただし冷やし過ぎも血液循環を滞らせてしまうので注意が必要です。

 

3.姿勢矯正

猫背になっていたり、顎を突き出すような姿勢になったりしていないか、立っている時はもちろん座っている時にも気をつけましょう。長時間にわたって同じ姿勢をとり続けることのないように、時々ストレッチをして緊張をほぐすようにします。

 

 

何科を受診したらいいのか?

1.歯科

一番分かりやすいのでは歯科です。 顎は歯に関係しますので、歯科を思う方も多いでしょう。 しかし歯科は歯の専門家であって、関節の専門家ではありません。 そのため顎関節のことが分からない歯科医も多いのが現実です。 顎関節症に詳しいかどうかを尋ねる必要があります。

 

2.口腔外科

一般にはあまになじみがない診療科目です。 字からすると口腔(口の中)の外科(手術などをするか)のように思いますが、 範囲は結構広いです。顎や顔なども診る科です。歯だけではなく、交通事故などの外傷や顎の変形、 口腔粘膜や唾液腺なども範疇に入ります。

 

3.整体・カイロプラクティック・鍼・灸の治療院

一般的に整体・カイロプラクティック・鍼・灸は、肩こりや腰痛の時 行く治療院だと思いがちですが、実は顎関節症にも詳しい治療院があります。 しかし、歯科と同様、顎関節症に詳しい治療院と詳しくない治療院とがありますので、尋ねる必要があります。

 

4.精神科・心療内科

精神的ストレスが原因で顎関節症になることがありますので、 そのような方には精神科や心療内科もお勧めできます。 しかし、顎関節症の原因が精神的ストレス以外にもある場合は、 やはり顎関節症が詳しい歯科・口腔外科・整体など行くことが必要となります。

 

結局何科?

顎関節症の専門医は口腔外科で勤務していることも多いので、まずは専門医のいる口腔外科を受診し、自分の症状の原因と適切な治療法をみつけてもらうのがいいかもしれません。治療内容によっては、一般歯科や整形外科への通院となることもあります。筋肉のこりが原因であれば、治療院の施術で症状が改善することもあります。

何科に行くにしても、顎関節症に詳しいかどうかを尋ねてから受診しましょう。

 

何もせず治った!

結局、病院へは行きませんでした。対処法もせず、不自由な食べ方をして1か月ほどたちました。不自由で不自然な食べ方に慣れたころ、気が付いたら口が開くようになっていました。

消去法で消しましたが「ストレス」が原因だったのでしょうか?特に思いつく「ストレス」はありませんでしたが、治りました。結局原因は全くわかりませんでした。

【体験談】味覚障害になった。とにかくまずい。治らないこともある?

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ある日突然、それはやってきた。まずい、ともかくまずい、比喩ではなく「砂を噛む」ような感じでした。言葉に表すことのできない不思議な感覚で「砂を食べている」「ゴムを食べている」ような感じで、食事は苦痛そのものでした。

ただでさえ、痩せているのに体重がへってしまったので、無理やり食べていました。さすがに我慢できなくなって病院へ行くことにしました。

味覚障害でした。

 

覚障害ってどんな感じ?

①味覚減退: 味覚が低下した状態、味を感じにくくなる 。
②無味症: 全く味を感じない。
③自発性味覚異常: 何も口に入っていないのに味を感じる。
④乖離(かいり)性味覚障害: 特定の味覚(特に甘味)だけを感じない。
⑤異味症: 本来の味と違う味を感じる。
⑥悪味症: 何を食べてもおいしく感じられない。

私の場合は、でしょうか?

 

覚障害の原因

1.加齢による味蕾は減少・委縮

老化とともにこの味蕾は減少・委縮することが分かっており、高齢者の味蕾の数は新生児の3分の1にまで減少するといわれています。よって味が感じにくくなることは生理現象であるともいえます。

 

2.食生活偏りによる亜鉛が不足

亜鉛が不足すると味蕾細胞の新陳代謝が起こりにくくなり、味蕾の働きが悪くなります。味蕾は体の中でも新陳代謝の活発な部位であり、亜鉛が不足すると一番に影響をうける場所であると言われています。食品添加物の多い食品は亜鉛の吸収を妨げるものもあるので、ここ最近若者に味覚障害が増えているのはそれも原因として考えられます。

 

3.口腔・のどの病気による味覚障害

舌炎やカゼによる咽頭炎等、口腔・のどの病気でも味覚障害が起きます。また、シェーグレン症候群など唾液分泌が低下し、口内が乾燥すると味覚障害を来します。この場合、唾液の分泌を促進する薬や人工唾液を使用します。喫煙も味覚に悪い影響を与えます。

 

4.脳の障害による味覚の感覚神経へのダメージ

舌を支配している神経や脳の味覚をつかさどる部位が障害された場合です。

 

5.風邪などによる嗅覚の低下

味覚と嗅覚は密接な関係にあります。そのため、鼻づまりなどで嗅覚が低下すると味がわからなくなることがあるのです。

 

6.薬の副作用

血圧を下げる薬、抗生剤、抗アレルギー剤や向精神薬などの長期服用によって起こされる可能性があります。これらの薬に含まれる成分と食物中の亜鉛がくっついてしまい、亜鉛が吸収されなくなることにより亜鉛不足となってしまうのです。また、味覚障害は抗がん剤の副作用でも起こります。これは、抗がん剤によって舌の味蕾そのものや神経が障害を受けることで起こります。

 

7.心因性のもの

味覚はあくまで脳が感じているものなので、味覚は心因的な要素に影響を受けやすいといえます。日常生活に支障をきたしている場合はカウンセリングが有効な場合があります。

 

原因で思い当たるものは全くありませんでした。味覚障害になったのは若い頃の話ですので、加齢でもなく、7月頃で風邪もひいていませんでした。

 

味覚障害のとき何科を受診したらいい?

①耳鼻咽喉科:味覚だけに異常があり他にはこれといった症状がない
②内科:糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の持病がある
③心療内科(精神科):味覚以外にも体の不調を感じる
④歯科・口腔外科:虫歯などの治療中である
⑤味覚外来:症状が深刻な場合・専門医に診察してほしい

 

何科を受診したらいいのか、わからなかったので、とりあえず総合病院の予約をしながら、受付で確認しました。

とりあえず、耳鼻咽喉科で他の科の受診が必要なら回してくれるとのことでした。こういう時は総合病院は便利です。

 

治療法なし?

味覚障害の治療薬として認可されているものは、今のところありません。味覚障害の約7割は亜鉛欠乏が関係しているとされており、亜鉛製剤を処方されることがほとんどです。実際に、亜鉛製剤を3~6か月服用した患者の6~7割ほどに味覚障害の改善がみられたとの報告もあります。

 

治らないかも?

治療法は亜鉛を飲むことだけでした。亜鉛を飲んで効果がなかったら、もうどうすることも出来ないと言われました。味覚障害は治らないこともあるそうです。

症状がでてしばらく放っておくと、さらに治る可能性が低くなるともいっていました。

料理は、料理本の調味料の分量通りにしました。家族は何も言いませんでしたが、味噌汁などは適当に作っていたので、濃いときや薄いときがあったと思います。

 

ある日突然気が付いた!

だんだん物凄いまずさに慣れたころ(実際はまずいものをすばやく食べることが習慣になったころ)、突然気が付きました。あまり、まずくないかも? 亜鉛を飲み続けて2か月ほど立っていました。

まずいと思いこんで素早く食べていたので、ひょっとしたら少し前からよくなっていたが、気が付かなかった。それに突然気が付いたという感覚でした。

まずくないと思うと不思議と感覚が戻ってきたような気がしました。そうしていつの間にか元に戻りました。

あれから数十年たちましたが、特に症状はなく、思い起こしても原因は全くわかりません。

胃カメラ鼻から?口から?それより胃粘膜下腫瘍って何?体験談

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会社の健康診断のバリウム検査結果で所見ありだったので、会社の診療所の先生の紹介状を持って近くの病院へ行きました。

当然、胃カメラを飲むことになりました。「飲む」と書きましたが、鼻からなら「入れる」です。胃カメラも進歩しました。

 

胃カメラ鼻から

15年ほど前に口から胃カメラを飲んだことがありました。麻酔液を喉に溜め麻酔が効くまで待つのですが、気持ち悪く麻酔液を吐いてしまい、やり直した記憶がありました。胃カメラ自体は先生が上手だったおかげか全く問題ありませんでした。でも15年も前のことです。今は麻酔液も変わったかも。

私: 
「15年ほど前に口から胃カメラを飲んだことありますが、口の麻酔液が気持ち悪くで大変でした。でも今はむかしと変わって麻酔液も良くなりましたよね?」

先生:
「いや、あまり変わってません。」

鼻からの胃カメラを予約しました。

血液検査を受け、甲状腺機能も調べてもらうことになりました。検査結果は、検査日に訊くことにしました。

 

検査当日

右の鼻から入れることにしました。

小さい管から順番に入るかどうか確認しました。管に液体をかけます。その液体が口の中に入ってくるので、少し気持ち悪いです。一番小さい管はすぐ入りました。少し大きい2番目の管はきつく、やっと入りましたが、苦しい感じでした。更に少し大きい管はむりやりという感じで入れましたので、少し痛みました。胃カメラは3番目の管より大きいそうです。

ここまでの準備は看護師さんが行いました。

看護師さん:
「3番目の管がやっとだったので、入らないかもしれませんが、これから先生が胃カメラを入れてみます。入らなかったら口からになります。」
「今回は右の鼻から試しましたが、次回するときは、左の鼻から試してみて下さい。右の鼻はだめでも、左の鼻は入ると言うこともあります。」

私:   え~、そうなの?右がダメなら、左だってだめじゃないの?
「はい、わかりました。」

看護婦さん:
「ピロリ菌の検査もするんですか?」

私:
「はい、検査することにしました。」

先生がやってきました。やはり、胃カメラは鼻に入りませんでした。

 

結局胃カメラ口から

結局、口から胃カメラを飲むことになりました。しかし、鼻用の胃カメラは口用より小さいので、口からなら楽ですと言われました。

麻酔液は、思ったより気持ち悪くありませんでした。

カメラが喉を通るときはとても辛かったですが、喉を通ってしまった後は、我慢できる程度でした。鼻用のカメラなので、小さいからでしょうか。

カメラが映していく胃の中の画像を見ながら、検査していきます。

ピロリ菌は2か所組織をつまんで取りました。取られた感覚はありませんでした。

 

なにか写っている

なにか丸い突起物が1つ写っていました。

 

診断

先生:
「血液検査の結果で甲状腺の異常はありませんでした。ピロリ菌もありませんでした。 ・・・・・・の数値が高いですが、・・・・の数値は低いので、総合的にみて問題ありません。」
「5mmの粘膜下腫瘍です。粘膜の下にある腫瘍なので、内視鏡で取ることはできません。取ると穴が開いてしまいます。3cm以上になったら、開腹手術をします。年に1回胃カメラで経過を見て下さい。」
「紹介状がありましたので、検査結果は会社の先生に報告しておきます。」
「もし、来年も胃カメラをうちの病院で受けるようでしたら、来月隣のビルに引っ越しをしますのでお知らせしておきます。隣のビルですからすぐわかると思います。●×塾の2階です。」

私:    粘膜下腫瘍って言った??? いっぺんにたくさん言われると忘れちゃいます。
「はい、わかりました。」 わかってないけど、質問も思いつかない~

 

やっぱりなんて言われたか忘れた

お買い物をして家に帰ったら、「腫瘍」しか覚えていませんでした。

ネットで「胃」「腫瘍」で検索。粘膜下腫瘍って言ったっけ?思い出せないけど、それしかなさそうだから、たぶんそれかな?

そういえば、会社に報告するとか言っていたような?

数週間後、会社に確認したら、胃粘膜下腫瘍でした。

 

胃粘膜下腫瘍

調べてみました。

1.胃粘膜下腫瘍とは

胃粘膜下腫瘍は、腫瘍(病的な細胞が増殖したもの)が粘膜の下に存在していて、正常粘膜に覆われているので正常粘膜が盛り上がっているように見える病変です。胃粘膜下腫瘍は、腫瘍が正常粘膜に覆われています。胃の表面に顔を出している場合もあります。

 

2.症状

ほとんどの場合は無症状です。多くの場合、検診のバリウム検査や胃カメラで偶然に見つかります。腫瘍が表面に顔を出している場合は、そこから出血をして、血を吐いたり、便が黒くなったりすることがあります。

 

3.種類

様々の種類の細胞が粘膜の下で腫瘍化したものを総称した診断名です。治療不要な良性病変から、治療をしないと命に関わる悪性病変まで多様です。ある遺伝子変異が陽性のものはGIST(ジスト)と呼ばれています。

 

4.診断

通常、胃X線造影検査や内視鏡検査で診断します。内視鏡の先端に超音波装置のついている超音波内視鏡を用いると、粘膜下腫瘍を断面図で見ることができます。さらに、超音波内視鏡で位置を確認しながら、腫瘍に針を刺して細胞を採取する超音波内視鏡下穿刺生検法では、細胞レベルで診断を行うことができます。腫瘍が顔を出している場合は、通常の内視鏡で組織を採取することが可能です。

CT検査やMRI検査でも内部の性状や腫瘍の拡がりを調べることができます。このような検査を組み合わせて総合的に診断します。

 

5.治療

治療の必要のないものから、手術切除や化学療法が必要なものまであります。

 「GIST(悪性腫瘍)診療ガイドライン」において、有症状あるいは 5.1 cm以上のしい胃粘膜下腫瘍、 もしくは生検にてGISTと診断されれば絶対的な手術適応となります。 逆に、腫瘍径が2 cm未満で、潰瘍形成、辺縁不整、増大傾向などの悪性所見がなければ年1~2 回の画像検査による経過観察とされています。

 腫瘍径2 cm未満であっても、増大傾向を示す場合や内視鏡上悪性所見が認められた場合は手術適応となり得ります。逆に,腫瘍径が2~5 cmで あっても精査にて悪性所見を認めない場合は経過観察が許容されます。日常臨床においては、患者の耐術能や治療に対する希望も勘案し総合的 に決定されているのが実情です。

 

ガイドラインを考える

先生は腫瘍径3cmになったら手術と言っていましたが、ガイドラインは2cmとなっています。ですが、2cm未満でも急激に大きくなるとか、粘膜の表面に潰瘍があるとかの悪性所見があった場合は手術ともあります。小さいうちは増大傾向があるかないかで、5.1cm以上は手術というイメージのようです。

 

結論

5mmなので、1年後の検査で大きさを見ることにします。もちろん、症状がでればもっと早く検査しますが、「ほとんどの場合は無症状」とあったので、1年後に胃カメラを左の鼻から挑戦します。

また、1年後お会いしましょう。

追記⇒胃粘膜下腫瘍は育っているか?恐怖の胃カメラ!1年後体験談