20年来使っていた園芸バサミが壊れたので、新しく購入しました。
園芸バサミはどのような種類があるのでしょうか?
園芸バサミの種類
基本的な使い分けは、切りたい枝の太さ(硬さ)と場所(地面からの高さ)で使い分けます。
植木バサミ
比較的細い枝を切るときや、草花の剪定に使います。グリップは輪になったものが主流です。
剪定バサミ
植木バサミでは切れない太い枝を切るときに使います。グリップにはバネが付いているものが一般的です。
刈込バサミ
生垣などを刈り込み、形を整えるときに使います。柄が長めに作られています。
高枝切バサミ
背の届かない高所の枝を切るときに使います。手元のグリップでパイプの先に付けられたハサミを動かします。
刃の形状の違い
植木を切る「植木バサミ」と呼ばれている物と太い枝などを切る「剪定バサミ」と呼ばれる物では刃の形状が異なります。
植木バサミ
「植木バサミ」は、刃はまっすぐでストレートで同じ形の刃が2枚の構造となっています。ハンドル部分は輪になっていて細めの枝を切ったり細かく作業できるようになっているものが主流です。
剪定バサミ
「剪定バサミ」と呼ばれている物は、太い枝を切るためのもので、刃が左右で形状が異なる設計となっています。ハンドル部分にバネがあってハサミが開くようになっています。
園芸バサミの「ならし」、使い方とは
購入した園芸バサミによって性能が違います。買ってきてすぐ太い枝を切るのではなく、最初は2〜3mmまでの細い枝を刃の奥の方から真ん中、先端と数回にわたって徐々に試して切っていく「ならし」の方法がいいと言われています。
そして「ならし」後も、太い枝などは刃の奥で切り、通常は真ん中を使用し、細かな作業は刃の先端で行うというように刃の場所を使い分けることで、作業性もアップし刃の破損も少なくなります。刃を長持ちさせ、ハサミを大切に使い続けるためには、意識して使い分けることが大切です。
ARSファミリーデラックス140DX
我が家はキンモクセイの木が一本あるほかは低い植木や草花なので、普段太い枝は切りません。そこで、「植木バサミ」を購入することにしました。
しかし、花がら摘みだけではなく、まとめてバサバサ切りたいときもあります。そんな時グリップが輪になったものだと疲れそうなので、ハンドル部分にバネがあってハサミが開くようなタイプにしました。

基本仕様
小型・軽量で、女性でも扱いやすいスリムなグリップです。
全長:192㎜
刃長:42㎜
材質:刃・・・高炭素刃物銅、ハードクローム仕上げ
柄・・・PP、エラストマー(ゴム弾性を有する工業用材料)
裁断サイズの目安:直径9㎜
安全ストッパー付き
使用しないときは不意に刃が開かないようにしっかり固定できます。
開き幅調整機能
手の小さな人や細い枝をたくさん切る時など、使用目的に応じた開き幅を調整ピンで切り替え可能です。
刃先の幅は41㎜(大)⇒35㎜(小)、グリップ幅は125㎜(大)⇒113㎜(小)と、使いやすい開き幅に調整できます。
すべりにくいエラストマーグリップ
手になじみ、長時間の作業でも疲れにくい設計です。
衝撃吸収クッション付き
切断時に起こる衝撃を和らげ、疲れにくくします。
最後に
園芸バサミは手に馴染み、長い作業をしても疲れない、また力が少なくても疲れないなど、自分に合ったものを用途に応じて選び、使い方を意識しながら長く大切に使っていきましょう。
使いやすい道具を持っていると、作業も簡単で楽しくなります。ガーデニングは楽しみながら、作業したいですね。