コロナの影響で、「使い捨てマスクが手に入らない。価格が高くて手が出ない。」という状況になっています。かなり改善されてきていますが、これからずっとマスクを着ける生活になるのであれば、手作りマスクは節約には欠かせないものとなってきます。
昔はシルバニアファミリーやリカちゃんの洋服を子供のために作っていました。ミシンが壊れてからは手作りから遠ざかっていましたが、世間の動向にならってマスクを自分で作ることにしました。(ミシンは購入しました。)
洋服とコーディネートしたい
マスクを作るのなら、洋服とコーディネートしておしゃれにしたい。かといって、お金はかけたくない。そこで家にあるもので作ることを考えました。
私は小柄で痩せているので、Sサイズでも長袖の場合、袖丈が長くなります。トップスはXSサイズで気に入るデザインのものはほとんど見つけたことがないので、長い袖で我慢してきました。思いついたのが袖を短く直して、その布でマスクを作ることです。洋服とマスクがお揃いになります。
長い袖を短くして、その布でマスクを作る
ダメ元で作る
人形の洋服は作れても人間の洋服を直す自信はありませんでしたが、もともと袖が長すぎてあまり着ていなかったブラウス達です。失敗しても諦められます。
まずはそこからスタートです。
Case1.直す前の写真はありませんが、袖口に向かって広く膨らんでいるデザインで、袖丈も長いブラウスでした。そこで、袖口の膨らみを抑えて尚且つ袖丈も通常の長袖ではなく少し短くしたので、マスクが2枚できました。

Case2.このブラウスは異様に袖丈が長かったのですが、細見の袖なので切り取った布の面積が狭く、(通常マスクは2枚布ですが)6枚布で切り貼りをしてやっと作ることができました。

Case3.このブラウスは普通に?袖丈が長かったので、少ししか布は取れませんでした。そこでレースと組み合わせましたが、ブラウスとお揃いのイメージからは遠くなりました。しかし、黒なので返って他の洋服とのコーディネートが楽しみです。切り貼り(6枚)の上、真中にレース(2枚)を使用しまた。一番切り貼りの多い8枚布でやっとできました。

Case4.このワンピースは袖が長く肩の袖部分にタックが入っているタイプ(タックは嫌い)で、ウエストも大きかったので(なぜ買ったのだろうか?)1回しか着たことがなく、ずっと眠っていました。そんなワンピースなので生地が柔らかく縫いにくいことは明らかでしたが、失敗しても諦めがつくと思い、直すことにしました。写真ではわかり難いですが袖口では直すことができず、アームホールの袖部分を短くするしか方法がなく、それで袖のタックも取ることができます。やはり切り取った布が狭かったので切り貼り(6枚)で作りました。

新品に挑戦!
Case5.このワンピースは袖も長く襟元も大きかったので、袖口ではなく袖を付け替える形で直すことにしました。ラグラン袖になっているので袖上部(=襟元)部分を利用して作りました。やはり布がたりなかったので切り貼り(4枚)の上、脇にレース(2枚)を使用しました。
初めて新品を直したので緊張しましたが、無事に完了することができました。

ハンドバッグみたい!
切り取ったわずかな布で作ったので、よく見るとかなり歪んでいますが、ハンドバッグのように可愛くできました。
長いスカートを短くして、その布でマスクを作る
新品スカート
最近のロングスカートはかなり長いものも多いので、身長が低い私は素足だと裾が床に付いてしまう長さのときもあります。ネット購入でウエストのサイズばかり気にしていたので、うっかりスカート丈のチェックを怠ってしまい、くるぶしが隠れる長さのスカートを購入してしまいました。ぎりぎりOKな丈でしたが、デザイン的にその長さのまま穿くにはちょっと重たい感じがしました。
Case6.スカート丈を短くして、その布でマスクを作りました。ギャザースカートの裾なので、作ろうと思えば3枚できますが、模様を利用して2種類のマスクを作りました。やはり4枚布切り貼りで作りました。
一番可愛いかも!

久しぶりのミシン速度はカメのごとくですが、マスクは縫う長さが短いので早い速度で縫えても大して変わりはありません。実際、昔もあまりミシンは上手くありませんでしたが、少しぐらい曲がっていてもそこが手作りの良さということで、上達しない自分を慰めています。
それでもマスク作りが楽しくなってきたので、お揃いではなく黒のレースマスク(Case3)のような他の洋服とコーディネートできるマスクに挑戦します。