愛犬が3回目の乳腺腫瘍手術で入院をしました。
入院中の面会是非について
面会はした方が愛犬のためにいいのでしょうか?
1回目入院
思い起こせば、
1回目に愛犬が入院した時は、面会に行きませんでした。
人間と違って、動物の入院のときは面会しないものだと思い込んでいました。まして、1泊2日の短い入院だったので、全く考えていませんでした。
病院側も面会について、何か言っていたかもしれませんが、全く覚えていません。
2回目入院
1回目とは違って、4泊5日と長かったのですが、
【飼主の顔を見るといっしょに家に帰れると思ってしまう。それなのに連れて帰ってくれないと見捨てられたと思う。】
のではないかという考えでした。
今思い起こすと、面会について何か言っていた気はしますが、【面会したければできますよ。】という意味だとかってに思い込んでいたように思います。ですが、特に面会を強く勧められた記憶もなく、結果的に行きませんでした。
3回目入院
3回目の今回は、なぜか先生に面会をかなり勧められました。乳腺腫瘍を摘出する箇所が違うくらいで、2回目の手術とほぼ同じということでした。
手術当日の夕方、「面会に来ますか?」と聞いてきました。
わからないと伝えたら、先生に「面会に来るようにして下さい。」と言われました。
愛犬との面会
結局、手術日には行かず、翌日の夕方に面会に行きました。
初めての面会
娘と二人で面会に行きました。
面会を告げて、待合室で待っていると、病室に案内されると思いきや、待合室に愛犬を連れてきました。
待合室で面会?
どこの病院でも同じでしょうか?
待合室に摘出物を持ってきて、病状の説明をされました。
待合室で説明?
「しばらくの間、一緒にいてあげて下さい。」と言葉を残して、先生は奥へ行ってしまいました。
顔を見た瞬間はものすごく喜びましたが、すぐに膝の上の愛犬がクンクン鳴き(泣き?)出して、ぶるぶる震えだしました。落ちつかせようとしましたが、興奮は治まりませんでした。
【犬の気持ち】は、どうなのでしょう? もちろん、わかりません。
面会を終わりにすると伝えると、先生が出てきて、
「明日・・・・は、お休みなので面会はできませんが、また面会に来て下さい。」
と言われました。
娘が 「【明日も面会に来い】って、言われるかと思った。明日がお休みでよかった。でも可愛そうで面会はもう行かない。」 と言いました。
実を言うと、
私も娘と同じ考えでした。様々な考えがあると思いますが、とりあえず家族の見解は一致しました。
2回目の面会
前回と同じ日程と言われたので、4泊5日だと思っていましたが、退院の日時を電話で確認しました。5泊6日の予定になりそうだと告げられ、さらに「退院までにもう一度ぐらい面会に来て下さい。」と言われました。
そこで、退院予定の前日の夕方、私だけひとりで面会に行きました。先生がこのままなら明日退院できると説明して、「しばらく、一緒にいてあげて下さい。」といって去って行きました。
待合室で面会しました。やはり、クンクン鳴きながら、ひどく興奮して出口の方へ行こうとしました。興奮して動き回るので心配でしたが、「しばらく」と言われてしまったので、面会を終了するわけにもいかず、困りました。「しばらく」とは、どのくらいの時間ことなのだろうとあらためて考えました。こんなに興奮させていいのだろうか?
受付の人の話によると、入院中は全く鳴かずおとなしく静かだったと言っていました。面会中の愛犬のかなり興奮した様子に驚いていました。
面会はどうすべきなのか?
実際は、【犬の気持ち】は誰もわかりませんので、答えは出ないと思います。
1回目、2回目の乳腺腫瘍の手術では面会に行きませんでしたが、今回は先生が面会を勧めるので行きました。
危篤ともなれば飛んでいきますが、順調なら、
【迎えに来てくれたと思っているところを置いていかれて、見捨てられたと思わせたくない、興奮させたくない。】
と私は考えましたが、
【飼主が面会に来ると喜んで元気が出る】
ということも確かにあると思いました。
先生は後者の考えのようです。動物をたくさん見てきた獣医さんの方が正しいと考えるのが妥当かもしれませんが・・・
しかし、面会に来ない飼主はペットを可愛がっていないと思われているようで、ちょっとストレスを感じました。
結局、今回は先生の言葉通り面会に行きましたが、興奮して暴れるので傷口は気になるし、返って心配で疲れたことも確かでした。
一方的に「面会に来て下さい。」というのではなく、面会の必要性や興奮したときの対処などを説明してから面会を勧めてくれれば、こちらの考えもありますが、納得して面会ができたかもしれません。
もちろん、納得できなければ、こちらから先生に確認すればよかったのですが、そこまでの確固たる信念があるわけでもないので、もやもやしたまま面会を終えました。
次回の入院の(ないことを祈りますが)ときも、かかりつけの獣医さんで腕は信用しているので、たぶん言われるままに面会することになるのかもしれません。